転職

中小企業から大手企業に転職する事は可能か

企業の魅力を判断する材料は人それぞれですが、やはり一つの基準となるのが”大手企業”と言われるものです。日本に住んでいれば誰もが知っている企業に就職するのはステータスとも言えます。もし、あなたが中小企業から大手企業に転職を考えているのであればこのまま読み進めてください。

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中小企業の魅力

中小企業の魅力とはなにか。この質問に対して大抵の方は、事業の小回りが利く、上司との距離が近い、などを挙げると思います。しかし、その魅力を個人に当てはめようとすると、なかなかしっくりきませんよね。ここで考えるべきは、中小企業の魅力を、働く社員のメリットに置き換えて考えてください。

中小企業で働くメリット

中小企業で働く一番のメリットは、仕事の幅広さです。どういうことかと言うと、中小企業は人件費にあまりお金を回せません。つまり1人に与えられる仕事に幅があります。

典型的な例でいうと、人事です。大手企業の人事というのは、給与担当、採用担当、教育担当など業務によって担当が分かれています。しかし、中小企業の人事と言えば給与から採用、教育まで一括して管理していることが多いです。つまり、同じポジションでも中小企業の方が磨けるスキルは多いのです。

また、それだけではありません。中小企業の方が若いうちに出世がしやすいのです。大企業のように上が詰っていないので自分の頑張りしだいでは20代で大きな仕事を持つことも可能です。

専門性を磨く

大手企業の中途採用には、専門性を重視する傾向があります。大手企業には資金力があるので、新規事業などの際にその分野に特化した人材を採用し、チームのパフォーマンス力を高めることが多いです。入社したい会社があるのであれば、事前に会社のホームページなどで事業の方向性を確認できるので、今からスキルを磨くのも一つの手です。

会社の存在意義

最近のネット求人広告を見ると、最初に目に入る文言は給料月35万以上、土日祝休みなど就労条件ばかりです。果たして、この条件でどれだけの人が採用できるのでしょうか。

会社とは目的か手段か

先ほどの条件で採用応募があった場合、どのくらいの確率で優秀な人材にありつけるのでしょうか。答えは、ほぼ100%優秀な人材はいないでしょう。その理由は、応募者の99%がその会社に入ることが目的になっているからです。本来会社とは、何かを成し遂げる、もしくは自分のなりたい姿になる為の手段です。
「〇〇の治療薬を開発したいから、最新の設備で研究が進められる〇〇製薬に入りたい!」これが手段の為の会社です。

逆に、会社に入るのが目的の人は、休みや給料で選びがちです。たまたまその会社に入れたとしても必ず頭打ちをくらって、給料が上がらず辞めていくケースがほとんどです。そしてまた、就労条件で選んで同じ繰り返しになります。

給料とは必ずその人の能力に比例します。例えば、面接で嘘を並べ、給料の高い大手企業になんとか就職できても、そういう所には必ず強力なライバルがいます。そのライバルは自分のやりたいことの手段として会社を選んでるので、どんどん差を付けられます。結局、競争で負けると給料も上がらず、出世もできません。つまり、無理して自分の実力以上の会社に入ろうとしても結局損をする仕組みになっているのです。

結論

結論から言うと、中小企業から大手企業に転職する事は十分に可能です。それは中小の強みである、仕事の幅広さ、専門性の磨きやすさが大手企業にとっては即戦力に成り得るからです。しかし、大手企業というネームバリューや給料に目を取られて、大手に転職する事が目的になってしまっては意味がありません。不採用になるか、入社できてもライバルとの競争に負けてしまうからです。

自分のビジョンを明確に持ち、やりたいこと、なりたい自分の為のステップアップの場所がたまたま大手だった、というのが理想かもしれません。あなたの価値を決めるのは企業のネームバリューではなく、あなたのスキルなのです。