転職

転職エージェントを使う本当の理由とは

転職エージェントを使う理由はなんですか?この質問に大抵の方は、推薦状が欲しい、面接の練習、各書類の添削など様々な理由を上げると思います。もちろん正解です。しかし、それはあくまで表面上に見える部分であって、本当に転職エージェントを使うべき理由は他にあります。それは、採用する側に立たなければわからないことです。果たして、“採用する側の事情”として、転職エージェントを利用する本当の理由とは何なのでしょうか。

企業が持つチャネル

企業が人を採用するために持っているチャネルは、大きく分けて5つです。

①ヘッドハンティング
②転職エージェント
③ダイレクトリクルーティング
④転職サイト
⑤企業ホームページ・友人紹介

この5つは、①が一番コストが高く、⑤が一番コストが安い採用方法となっています。1つ1つ簡単に説明していきます。

ヘッドハンティング

ヘッドハンティングとは、既に企業に属している人材をヘッドハンティング会社などを通じて引き抜く行為です。同業界などで活躍している、有能な人材を引き抜くことが出来るのでヘッドハンティングを行っている会社も少なくありません。確実に活躍できる人材を確保できますが、コストは一番高いです。

転職エージェント

転職エージェントとは、企業がエージェント会社に求職案件を出し、エージェント会社に登録している求職者が、エージェントのサポートを受けながら企業に就職する人材紹介サービスです。企業は転職エージェントを介して採用した場合、想定年収の3割程度をエージェント会社に支払います。ヘッドハンティングほどではありませんが、コストが高いので企業としても乱用できません。

ダイレクトリクルーティング

ダイレクトリクルーティングとは、従来の”待ち”の採用方法ではなく、ダイレクトリクルーティング会社に登録してあるデータベースの中から企業自らが人材を探し、直接連絡を取って採用するという攻めの採用方法です。ヘッドハンティングと似ているようですが、既に登録されているデータベースから選ぶので求職者は待っている状態です。従来の転職サイトの真逆と思ってください。企業としては、複数名採用する場合、比較的安価に採用費を抑えることが出来ます。

転職サイト

転職サイトは、この記事を読んでいる方であれば、一度は見たことがあると思います。従来の採用方法で、基本的には待ちのスタンスです。現在の日本は人材不足と言われており、転職サイトに登録しているだけではなかなか人が集まりません。特に名前の通っていない中小企業は尚更です。企業としては、転職サイトに登録して、すぐに応募があって採用できればそれほどコストは高くありませんが、掲載にコストがかかるので長期戦には向いていません。

企業ホームぺージ・友人紹介

販売職などでよく見かけますね。実質無料なので自社のホームページに採用情報を載せている会社は多いです。もし、気になる企業があるのであれば一度ホームページを見てみるのをお勧めします。

企業はチャネルを使い分ける

もうお分かりかと思いますが、企業は採用するポジションによって、この5つのチャネルを使い分けます。重要なポジションほど①に近く、現場レベルの仕事は⑤に近い採用方法で採用したがります。重要なポジションが企業ホームページで採用出来るわけありませんし、現場レベルの人員をヘッドハンティングやエージェントで採用していては、採算が合いません。(退職する可能性も十分ある為)そもそも、重要なポジションを任せられるような人材は、転職市場にはなかなか出てこないので、企業としても自ら採りに行く必要があります。

転職者もチャネルを使い分ける

ここで勘違いしてはいけないのが、エージェント会社に登録すれば必ず良いポジションの案件があるとは限らないということです。もちろん、エージェントを介して採用する人材は、ある程度経費をかけてもいいポジションであることは間違いありませんが、企業としてもコストをかけないことに越したことはありません。つまり、どこに魅力的な案件が隠れているかわからないのです。

転職エージェントの最大限の使い方

転職エージェントの最大限の使い方は、入社したい企業の情報を得ることです。エージェントと面談や、フィードバックをすることによって自分の能力を発揮できる企業や業界を見極めます。その後、入社したい企業が決まったらいろんなチャネルでその企業をサーチすることです。その結果、エージェントを使った方が良いとわかればそのまま使って就職しても良いですし、別のチャネルで同企業の他の良い案件があればそちらから受けてください。

まとめ

転職エージェントは必ず使うべきツールです。しかし、エージェントのビジネスモデル、企業側の採用事情も知ることによってもっと優位に転職活動を進めていくことが出来ます。エージェントを使って転職活動を進めながら、最後は自分でチャネルを選択して就職先、案件を決めましょう。